ECサイト制作でbaseを使うメリット、デメリット
- H'z
- 2024年10月9日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年10月17日

BASEは、日本国内で人気の高いECサイト構築プラットフォームで、特に初心者や個人事業主、小規模ビジネスに向けて手軽にオンラインショップを開設できるツールです。BASEを利用するメリットとデメリットを以下に詳しく説明します。
BASEを使うメリット
1. 簡単に始められる
BASEの最大の強みは、その使いやすさです。専門的な知識がなくても、数ステップでオンラインショップを開設できます。商品登録や決済設定も簡単で、初めてECサイトを運営する人でもすぐに販売を開始できます。デザインテンプレートも豊富に揃っているため、コーディングの知識がなくても魅力的なショップを作ることが可能です。
2. 初期費用・月額費用が無料
BASEは初期費用や月額利用料がかからないため、リスクを抑えてECサイトを開設できます。他のECプラットフォームと比較して、低コストで始められるのが大きな魅力です。売上が発生した時点で、販売手数料がかかる仕組みになっているため、売上がなければ費用がかからないのもポイントです。
3. 多彩な決済方法に対応
BASEでは、クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済など、幅広い決済方法に対応しています。これにより、顧客が自分にとって最も便利な方法で支払いを行うことができ、購買意欲を高めることができます。
4. アプリでの機能拡張
BASEは、アプリを追加することで機能を拡張できます。例えば、顧客管理、クーポン配布、メールマガジンの配信など、店舗運営に必要な機能を簡単に追加できるため、ビジネスの成長に合わせて柔軟に対応可能です。これにより、小規模ビジネスから始めても、成長に合わせて機能を強化していくことができます。
5. サポート体制が整っている
BASEは日本国内で利用者が多く、公式サポートやユーザー同士の情報共有が充実しています。公式のガイドやヘルプセンターも充実しているため、トラブルが発生した際も安心です。
BASEを使うデメリット
1. カスタマイズの制限
BASEは初心者向けに設計されているため、カスタマイズの自由度が他のプラットフォームに比べて低いです。テンプレートの変更やデザインの調整が簡単ではなく、独自性のあるサイトを作りたい場合には不便を感じることがあります。特に、HTMLやCSSなどを使った高度なカスタマイズが必要な場合には、BASEの限界を感じることがあるでしょう。
2. 販売手数料が高い
BASEは初期費用や月額費用が無料ですが、その代わりに販売が発生した際に3.6% + 40円の決済手数料、さらに販売金額の3%のサービス利用料がかかります。これにより、売上が増えるほど手数料の負担が大きくなり、利益率が低くなることがあります。特に、大量販売を行うビジネスにとっては、この手数料は無視できないコストとなるでしょう。
3. 大規模なビジネスには不向き
BASEは、小規模から中規模のビジネスには最適ですが、機能やスケーラビリティの面で大規模なビジネスには限界があります。特に、膨大な商品数を扱うショップや、高度なマーケティング機能を必要とする場合には、BASEでは対応しきれない場合があります。このような場合には、より大規模なプラットフォーム(ShopifyやEC-CUBEなど)を検討する必要があります。
4. SEO対策が限定的
BASEのSEO対策は基本的な部分はカバーされていますが、詳細なカスタマイズや高度なSEO対策を行うには限界があります。特に競争の激しい業界では、他のショップと差別化するためのSEO対策が重要となるため、BASEのSEO機能では不十分と感じることがあります。
結論
BASEは、初心者や小規模ビジネスにとって非常に便利でコストパフォーマンスの高い選択肢です。簡単にオンラインショップを立ち上げられ、豊富な決済方法や機能拡張の可能性があるため、低コストでECビジネスを始めたい場合には非常に適しています。しかし、カスタマイズの自由度が低いことや、販売手数料の高さ、大規模ビジネスには不向きである点は考慮する必要があります。成長を見据えて、将来的に他のプラットフォームに移行することも視野に入れると良いでしょう。
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